■社葬/団体葬とは何か
社葬(しゃそう)とは会社が主催して行われる葬儀、団体葬とは団体が主催して行われる葬儀のことを言います。
社葬や団体葬に似た葬儀として、「お別れ会」「合同葬(会社・団体とご家族が合同で催される葬儀)」「組合葬」などの名称が使われることもありますが、いずれも厳密な定義はございません。
■社葬/団体葬の特徴について
社葬や団体葬が行われる場合、故人が所属していた会社や団体に対して多大なる功績がある場合や、勤務中に亡くなられた場会などに行われることが多いことから、参列者が多数になる「大規模葬儀」になるのが特徴です。
参列者の人数が増えると人数の予測が難しくなりますので、会場選びや食事の手配、返礼品の準備なども臨機応変にサポートできる態勢、そして、高度な判断力が求められてきます。
さらに、様々な立場の方々が一同に集まりますので、それぞれに失礼のないように対応できる専門知識と豊富な経験も必要になってきます。
故人が創業者や経営者の場合では、社葬は新しい経営者、後継者が、今後の経営姿勢について、社員や取引先、株主などにアピールする場としても、重要な意味をもつものになります。
葬儀内容や進行などに問題があった場合、その後の信頼関係や取り引きにも、悪影響を及ぼしてしまう可能性も考えられます。
そのため、大規模葬儀を取り仕切れる専門のスタッフが所属しているかどうかを、見きわめることが大切になってきます。
【連載】社葬・団体葬の基礎知識 目次
【第一回】社葬・団体葬とは何か |